2016.06.18 -original wedding-

 

私がフリーランスウエディングプランナーになろうとしたのは2011年3月11日の東日本大震災がきっかけでもあります。
結婚式が好きな私だからこそ、被災地支援で何かできることはないか?
いつも考えておりました。
そんなある日、ふと見たニュースが東北の被災地にて被災された方々の合同結婚式をしている様子を特集しており、被災地の方は生まれ育ったその土地で本当は結婚式がしたいのだと気付かされたのです。
それで、私が被災地で結婚式を企画してプロデュースすればいいんだ!と背中を押されたような気がして、2015年にフリーランスに転身。
被災地にて結婚式でお金を使って、復興支援をしたいと綴っていた私のSNSを見て、陸前高田で結婚式がしたい!とお問い合わせくださったのが新郎さんでした。
当時、新婦さんのご自宅は津波で被災し、仮設住宅でのお暮らし。
新郎さんは九州のお生まれ。震災のボランティア活動をきっかけに移住を決意し、『陸前高田をもっと知ってもらいたい』というおふたりの地元を愛する想いに、とにかく心打たれました。
地域の習わしにのっとり、地元の方の進行で祝言を挙げることに。
長持唄をバスのスピーカーから流し、新婦さんの亡きお父様のお仏壇に手を合わせると、住民の皆さんの迎え酒で始まり、祝福ムードに包まれた。
お料理も三陸の海の幸を使ったメニュー、地元にとことんこだわり、おふたりの職場の方々にもサポートしていただいた被災地ウエディング。

 

photo : movie native / yasuhisa watanabe

movie : VPK

flower : humming bird

hair make : hair gallery yayoi

costume : bridal salon shichifukujin

place : 気仙大工左官伝承館 / capitalhotel 1000

 

おふたりの一日の様子はゼクシィネットでもご覧いただけます