2017.11.19 -original wedding-

 

岩手県二戸市浄法寺は「浄法寺漆器」の産地として知られていて、新婦さんは漆塗り師。
新郎さんのご実家はお米や菊栽培、冬はホワイトアスパラ「白い果実」を美味しく育てている代々続く大農家さん。
結婚式のイメージは【地元のモノを使って地元らしく、おふたりらしい結婚式】がしたい、というご希望でした。
引出物のギフトは新米や浄法寺塗りのお箸など、ご家族やおふたりが心を込めてつくられたもの。日本酒・南部美人も有名な二戸なので、鏡開きも盛大に行いました。
命は先祖からつながっているからと、挙式は新郎家さんの菩提寺で仏前式にし、披露宴会場は町の中心にある、交流センター。
普段はピアノの発表会や演歌歌手などのコンサートホールとしても使用されているところです。
BGMは全て二戸のピアニストさんに依頼。
会場装花、ブーケなどお花に関しては、新郎さんのお仕事仲間の皆様が多数ご協力くださいました。
「菊」と言えば、仏花のイメージが強い印象ですが、実は日本の「国花」でもあるのです。パスポートの紋章や皇室の象徴も「菊」が見受けられますよね。
各テーブルのフラワーは「つながる」をイメージして生けていただきました。
そんな日本を代表する菊を大量栽培している農家さんだからこそ、この披露宴が実現できたと思います。

当日の朝、おふたりがお支度をしている間に、新郎さんのお父様がお仏壇と大きな神棚の前でご挨拶している後ろ姿が印象的でした。
私も失礼ながらその後に続き、ご先祖様と神棚にご挨拶させていただきました。

ご家族が増えて、ご自宅前での写真撮影が恒例になったと、年始のお便りでお知らせをいただきました。嬉しいです!
毎年、思い出のお写真が増えていくのでしょうね。

 

photo : sin matsumoto

movie : yui sugawara / VPK

flower : 御新郎様

make:hiroko mogami

hair:hiratoya bridal fashion

costume:hiratoya bridal fashion

catering : 天台の湯 / まるわや栄寿司 / Restaurant Bonheur / warakution

music : ninoheongakuin

place : 福蔵寺 / 浄法寺文化交流センターJホール